熱中症
- 熱中症
- 2017年06月08日 (木)
気温・湿度ともに高い時期(特に夏場や急に暑くなった日などは熱中症を引き起こしやすくなります。熱中症は時に命の危険性も脅かします。正しい知識・予防法を理解していきましょう。
①熱中症とは?
熱中症は、熱失神・熱けいれん・熱疲労・熱射病の4つに分類されます。はっきりと区別できるわけではありません。高温・多湿・日射や照り返しの強い環 境・脱水(下痢・嘔吐・絶食・発熱等)・体調不良・睡眠不足・肥満・低体力・運動時間が長すぎる・運動強度が高すぎるではからだから熱の放散が難しくなり ます。からだに熱が蓄積し、体温が著しく上昇すると熱中症を引き起こす原因となるのです。
②熱中症の症状
1、意識障害
2、けいれん
3、40度を超える高体温
4、めまい
5、つじつまの合わない行動
6、吐き気
7、多量発汗
8、頭痛
9、疲労感
10、顔色が悪い
③熱中症かな?と疑う時の対応(②の症状がみられたら、まず疑ってみてください)
1、意識障害・全身けいれん・高体温・まっすぐ走れない・歩行不可能の内、一つでもあれば重症と考えます。救急車の要請とともにからだを冷却します。
2、風通しの良い日陰など、涼しい場所へ移動させます。
3、衣服を緩め、からだを氷のうやアイスパックなどで冷却します。(首・わきの下・もものつけねなど)
4、皮膚に水を霧吹きなどでかけ、うちわなどで仰ぎます。
5、意識がはっきりしている時は水分を補給させます。塩分や糖分を含むスポーツドリンクを飲ませます。また、けいれんがある場合は生理食塩水(0.9%の食塩水)を飲ませます。
④熱中症の予防
1、悪環境で無理な運動をしないよう注意しましょう。(温度・湿度などに注意)
2、こまめに水分補給や、塩分・糖分を含むドリンクを補給しましょう。
3、子どもは脱水になりやすく、体温調整機能も弱いため、健康チェックを毎日行ないましょう。(風邪・体調不良・食事・睡眠・脱水・体温・体重など)
4、規則正しい生活を心がけましょう。(食事・睡眠 など)
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2017年07月19日 (水)